赤ちゃんの名前はMeera(ミラ)
これは前々から旦那さんと一緒に決めていた名前だった。日本でもインドでも呼ばれやすい名前がいいね。そしてmeeraはサンスクリット語でsea/oceanという意味。単純だけれど、海のように自由に無限に生きて欲しい。
クリシュナの奥さんではない!!女性もmeeraだ!奥様はRhada・・・
お腹にいる時からmeera meeraと呼んでいた。そして病院でもみんなにMeera〜って呼んでもらったね。インドではRの発音が5つあるらしい・・・なので日本人のわたしのMeeraとインド人のMeeraの発音は微妙に違うみたいだ。しかも日本人はLとRの発音が苦手ではないか!
余談はさておきそんなmeeraのバスタイム・・・
アンマ(お母さん)が入れてくれます。アンマはわざわざ薪?で火をおこし、その火で湧かしたお湯をせっせと運んできてくれるのです。それはけっこうな重さで、わたしが手伝おうとすると「重いからダメ!!」って怒られる。アンマはmeeraが大好き。
その愛情たっぷりのお湯はほんのり木の香りがしていい匂い。そして心なしかまろやかなお湯なのです。幸せmeeraさん♡
と言いたいところですが、このバスタイムはなかり「拷問time」だとわたしは思うのです。なぜかって・・・アンマがものすごいダイナミックなの。愛情たっぷりのお湯の温度はわたしが手で触ってのも熱!!!という程の温度(多分46.7度)はあると思う。それを頭からバッサンバッサンまさに滝修行のようにかけられます・・・泣
meeraは泣くどころか石のようになってしまう。おぉぉぉ、可哀想なmeera 泣くことを通りこしてその時間を必死に耐えている(ように見える)そしてものすごい勢いで石けんをグリグリ頭と身体に押し付けられ全身を洗われる。meeraはアンマの足(すねあたり)にゴロンと寝かされている状態・・・
日本でいう 温かいお湯をゆっくりかけて優しく洗いましょう〜 なんていう人が見たら本当にぶっ飛んでしまいそうである。わたしはあまり神経質ではないけれどこのバスタイムは嫌い。meeraが可哀想に見えて仕方がない。それにこんなに暑いお湯。ただでさえこんなに呼吸困難になるほど暑いのに・・・「アンマこれは熱すぎる!」って言って水を足したら、NO~!!!と一蹴された。アンマはすでに孫を10人持つ子育てのプロ。もちろん絶大な自信を持っているので何を言ってもダメ(みたいである)
そしてココナッツオイルで頭を洗われ、なんと!口の中にもココナッツオイルを入れグリグリと洗っている・・・汗
ひゃー新生児の口の中にココナッツオイルなんて入れていいの?いいの??おぉぉぉ可哀想なmeera。そりゃアーユルヴェーダではセサミオイルを口に含み10分くらいうがいのように放置するっていうディナチャリアの1つ、ガンドゥーシャというものがあるけれど!そしてそれは結構気持ちが良くって色々な効果があるけれど・・・meeraはまだこんなに小さいのに。
そして極めつけはアンマがmeeraの鼻の中に息を思いっきり「ふーーーーっ!!!」って吹きかける。吹きかけるなんてものではない。何だか鼻水を出しているようだ・・・汗 優しく綿棒とかで取り除く方法がわたしはいいのだけれど。
meeraはぎゃんぎゃん泣いてしまう。アンマはタミル語で何かを言っている。。。なにやらうたっているご様子♪
この瞬間本当に冗談ではなくアンマが「千と千尋の物語の湯老婆」に見えてしまうのである。しかも毎回怖い・・・
わたしは、日本にいる時あまり日本の子育て情報を入れずにきた。なぜかってここはインドだから。色んな知識があるほうが視野を狭くするということもあるから。そして日本の子育てはとてつもなく丁寧だと思うから。
妊娠中に日本とフランスと(あと1国忘れてしまったが)3カ国で出産したママの本を読んだ。フランスでのバスタイムも頭からバサーーとお湯をかけられていたが、インドアンマ方式はそんな優しいものではないのだ。何度か旦那さんにも言ってみたが、なんだかんだお母さんには何も言えない様子の旦那・・・
100歩譲ってもわたしはココナッツオイルを口に入れるのだけは何だか反対である。
そして新生児は毎日お風呂に入る必要があるのだろうか。。。
わたしはmeeraが産まれる前にオーガニックラベンダーオイルで身体を拭いてあげようと思っていた。そしてバスタイムは2日に1度でいいかなぁ・・・なんて思っていた。
そんなバスタイムの後はミラはぐったりしている様子。でも確かにバスタイムの後はぐっすりと寝てくれる。アンマの中で色々なルールがあるらしく、夜泣き対策の為「夕方にお風呂に入れて欲しい」と旦那さんが言ってみたが、「1ヶ月は朝じゃないとだめよ」っと言われたようだ。本当に色々な決まり事があるのだ、ここには・・・
国が違えば全くそれが逆転することもあるのに。ここはインドだから仕方がないかっと半分諦めよう。
そんなわたしの悲痛の願いが通じたのか、ここ数日のお湯の温度は42、3度くらいに下がったと思う!笑
よかったね、Meeraさん