Mother Nature タミルの風

アルナーチャラの導きによって南インド タミルナードゥ州 ティルバンナマライで結婚、子育て。南インドでのリアルな生活 子育て yogaのこと アーユルヴェーダのこと かわいいもの 美味しいもの などなど。

インドで出産 赤ちゃんがやって来た!1⃣

 welcome to this world

 

なんと1ヶ月も早く赤ちゃんがやってきました。小さな女の子です。

今日で15日が経ちます。

小さいけれどミルクをよく飲む元気な女の子♡

 

以前にも書いたように、homebirthの準備を着々とすすめていた私たち・・・

ミッドワイフにも何度か会って、必要なものを買い揃え、バランスボールで予行練習もしてみたり・・・

検診でも異常はなくいたって健康体のはずだったのですが、人生って本当に思うようにならないものですね。

 

過酷な体験がわたしを待っていましたよ

 

何回かに分けてわたしがインドで体験したことをここに残そうと思います。

やっとそんなことが出来るような心と身体になりました。

 

1日の朝から何だか調子がいつもと違う、これは陣痛なのか?定期的に少しずつ痛みがやって来る。破水なのか尿漏れなのか水のようなものも・・・

念のため病院に行く。超音波では何の異常もなく、大丈夫ですよ〜ただ赤ちゃんがまだ小さいので、出来るだけ自宅で安静に!散歩も運動もだめ!なんて言われたのに、その後ドクターが触診した結果、なんど既に子宮が開き始めているとのこと!

むむむ

これはまさしく本陣痛なのか

この時点で赤ちゃんは2100グラムくらいしかない。ドクターには念のため大きな病院に行くようにすすめられた。とにかく一度家に帰って考えよう。

わたしはこの時点ではかなり余裕があったので、あまり深刻には考えていなかった。

しかしミッドワイフに連絡を取ろうにも連絡が取れない。なにせ1ヶ月も早く来てしまったこの事態。90歳になろうというミッドワイフは携帯を持っていないので、孫に連絡を取ることになっていた。

でも連絡が取れない

 さて・・・どうしたものか

しばらくわたしはのんきに「ここで産むんだなぁ」って思ってバランスボースに揺られていたが、何だか状況が変わってきた。

このままミッドワイフと連絡が取れなかったら大変だ。そして小さな赤ちゃんにもしものことがあったら・・・お姉さんやお母さんがやって来て何やらがやがやしている。

結局わたしたちはvelloreにある巨大マンモス病院に行くことになった。

その名もCMC(christian Medical Callage)

以前書いた「評判のよいクリスチャンの病院」だ!!でもわたしはなんだか嫌だなぁって。今まで一度も行ったことのない病院に行くのはとてもストレス。しかも苦手とする大きな大学病院だなんて・・・

でもprivate roomもあるし心配ないよ!大丈夫だよ!と旦那さん。

velloreまでは車で2時間ほどかかる。嫌だけれどつべこべ迷ってはいられない。とにかくその巨大病院へ向った。お姉さんと旦那さんの友達も同行してくれた。本当に南インドの「友情」には感激を通り越して何だか恐縮する。今までもそんな体験をここ南インドで何度もしたが、今回の出産においては想像を遥かに超えていた。

 

車の中でも陣痛は定期的にやって来た。正確には計っていないが、この時点で5分に1度くらいのペース。出来るだけリラックスして深い呼吸を繰り返した。「大丈夫 大丈夫」

マンモス病院に着いた頃には夕方になっていた。かなりの陣痛がやってきていた。

破水もとまらない

しかしここは大きな病院。陣痛の中アドミッションに必要な事項をあれこれ書かされる。本当にしんどい・・・でも看護師さんはいたってマイペース。ここはクリスチャンの病院なので看護師さんはシスターと呼ばれる。やっとの思いで色々書類を書き終え、その名も「Lobar room」とやらに運ばれた。でもそこがまた驚愕!!20人くらいの妊婦さんが陣痛に苦しんでいるのだ。

わたしはここは「一時的に運ばれた場所」だと思っていた。一刻も早くここから移動したい。そればかり考えていた。ドクターが来て、赤ちゃんの心拍を計る装置をお腹に取り付け何も言わずに消えていった。

その間、20人程の妊婦さんのうめき声と叫び声と・・・わたしは耳を塞いで、呼吸に意識を向けて陣痛に耐えた。全くもって心の準備ができていない状態だった。

あれれ・・・こんなはずじゃなかったのになぁっと。お家でゆっくりとまではいかないまでも、旦那さんと一緒に出産に向き合うはずだったのに。

以前にこの病院は男性可と聞いていた。インドの病院のほとんどは男性禁止なのだ。

だが、その偽情報はどこから!!

もちろん男性なんて禁止で、お姉さんが付き添ってくれていた。状況が全くわからないわたしはただ赤ちゃんは大丈夫なのか?なんで旦那さんは来れないのか??本当に全くもってわけがわからない。

妊婦さんもうめき声と共に3時間ほどそのlobar roomで過ごすことになった。

 

 

今思い出してみてもブルブルと身震いがとまらない

なので続きはまた明日