Mother Nature タミルの風

アルナーチャラの導きによって南インド タミルナードゥ州 ティルバンナマライで結婚、子育て。南インドでのリアルな生活 子育て yogaのこと アーユルヴェーダのこと かわいいもの 美味しいもの などなど。

Home birthと南インドの出産事情

 

Home birth

 

インドに来てからずっと考えていたこと

どうやって赤ちゃんを産もうか、産みたいのか・・・

インドでの出産ってどんななのだろうか

これには国によっても、その人によっても考え方が色々あって正解はないのだと思うのだけれど、赤ちゃんを産むのはお医者さんでも他の誰でもなくわたしだから・・・

 

まさにバースプランというものを考えてみた

 

・いかにリラックスできる状態をつくれること

・絶対に大丈夫だ!と強い心をもてること(安心感)

これにはミッドワイフの存在が欠かせない

・足湯やアロマ(お香)を使用

・薄暗い部屋を準備(キャンドル)

・オイルマッサージをして欲しい

・とにかく色々楽な体勢を試しながら時間を過ごす(バランスボール

・呼吸法

・ヨガ二ドラを実践

これらは事前に準備ができそうだ

 

出来るだけ自然に近い状態で赤ちゃんを産むこと

そして旦那さんと赤ちゃんと一緒に頑張れること

 

これらに近い状態でいるにはやっぱりhome birthではないかと思っている

そして今のところわたしも赤ちゃんも健康で元気である

 日本にいる時はインドで赤ちゃんを産むというだけで、「大丈夫なの?」と心配されたが、わたしはあまり心配はなかった。

そしてここにはもっともっと ツワモノ が山ほどいた。

先日あった韓国人の女性も1月にここで赤ちゃんを産んだ。旦那さんはフランス人で、このティルバンナマライで赤ちゃんを産もうと考えていたようだ。

しかも2人きりで・・・

そして彼女は無事に出産した。結局最後はミッドワイフに来てもらい、来てもらってからは15分で赤ちゃんが産まれたらしい。

しかも妊娠中1度も病院へは行かなかったというではないか!!ここholy placeなら大丈夫だというのか。彼らの自信ってすごいなぁ。1度も母国韓国には帰らず、8ヶ月は聖地を旅していたという。

実際に何度も赤ちゃんに会ったが、本当にかわいくて大人しかった。new born babyは本当に独特だな。なんだかまだ 「中間」 にいるみたい

彼女はティルの赤ちゃんはみんなこう大人しいのだよって言った・・・

ただ彼女は身体のこと、出産のこと、新生児のこと、いかにリラックス状態をつくれるか・・・など旦那さんと一緒にたくさん勉強をし準備をしていた。まさに「自分たちで産む」お産を選んだのである。

 ここの地にはこのような人が少なくはない。特にここの地を訪れる人たち。

しかし世界は広いな そして女性は強いな

 

 そんな彼らが集まる地ティルバンナマライでのインド人の出産事情はどうかと言えば、

「さぁ!お腹を切りましょう!!」

まさに帝王切開がメインらしい・・・この差も何だかもどかしいというか現実というか・・・色々なことを考えさせられてしまう。

以前プネでアーユルヴェーダの資格を取った時、ドクターがここプネでは半数以上が帝王切開だと言っていた。まさか!!!と思ったが、ここ南インドでもそれが主流らしい

なぜかって、お医者さんにとって「お金が儲かるから」ただこれだけ。もちろん実際に帝王切開が必要な妊婦さんもたくさんいる。でもそうでない妊婦さんにも帝王切開をすすめるようだ・・・

始めは自然分娩を希望していた妊婦さんも、いざ陣痛が始まりあまりの痛さに、お医者さんが妊婦さんに耳元で囁くらしい

「もう頑張らなくていいですよ〜。お腹を切れば今すぐこの痛みから解放されますよ」

「お、お願いします!今すぐ」

こんなケースも少ないないようだ

妊婦検診中からたいして必要ではないタブレットを与え、赤ちゃんを大きくして自然分娩できなくしたり・・・(これは定かではないが、多いにあり得る)

何はともあれ帝王切開がますますメインになるのは明白である。

 

わたしたちはhome birthを考える他に病院についても色々と情報を集めていた。

(わたしちというより、旦那さんが情報を集める人)

ティルバンナマライの民間病院、ガバメント病院、ポンディチェリーにも有名はガバメントホスピタルがあるららしい。ヴェロールにも有名なクリスチャンの病院がある。

でもわたしは「ガバメントホスピタル」と聞いただけで、んーーー!!!っと思ってしまう。なぜって・・・治療費は全て無料で朝から晩まで妊婦さんで溢れかえっている光景。チェックアップの待ち時間も半端じゃないようだ。ただここはフランスとインドの出資であるらしく、評判は悪くないらしい。むしろいいみたい

もちろん民間ではないのでお医者さんもお金は関係なく「お腹を切りましょう!」とは勧めないらしいが・・・やはり行く勇気はない。

今はお家から10分くらいの民間病院にチェックアップに行っている。ここは民間病院の中でも「切りましょう!」というような病院ではなく、出来るだけ自然に産みましょうというスタイルらしい。ムスリムの女医さんで余計なことは話さないが感じのいい先生だ。

ただ、30代後半での自然分娩には難色気味だった。きっとインドで初産で30代後半だなんていないのだろうなぁ・・・自然分娩は難しいのではと言っていた。

この辺は晩婚化の日本のほうが遥かに受け皿が広い。

 

あまりの痛さに耳元で囁かれたら断ることができるだろうか・・・

 

こんな感じで今のところ、この道70年というミッドワイフに連絡を取っているのと、ドイツ人のホメオパシーの先生のところにも通っている。

凄腕ミッドワイフはインド人で90歳を超えているらしい。

わたしはビックリ仰天してしまった。90歳!!!!そして今だ現役!!

彼女の手にかかるとものすごいらしい。どんなにすごいのかは今のところまだよくわからないけれど 笑

たまに夜中に目が覚めて、長引く出産を思い浮かべて憂鬱になる今日この頃。

こんなイメージはあまりよくなのだけれど・・・ナーバスになるのも仕方がない。

 でも赤ちゃんとお腹の中に連れて歩くのもあと2ヶ月弱なんだなぁと。嬉しいような少し寂しいような気持ち

早く会いたいね

 

残りの時間も楽しく穏やかに過ごしたいな

 

マサラミルクっておいしいよ

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最近のはまりもの
マサラミルク
 
南インドの人はチャイではなくミルクとお砂糖をたっぷり入れたミルクコーヒーが大好き
インドってみんなみんなチャイだと思ったら違うのね…
 
マサラミルク こんな色してかわいいしね。
この色は もともとインド原産のショウガ科のターメリックから!
ターメリックと言えば言わずもがな  優秀なスパイス
 
ターメリックの効能といえば「うこんのちから!!」に代表される二日酔いにも効くし肝機能にも効果絶大ですよね。でもそれだけではなくて血液をきれいにしたり、美容にもいいらしい。インドのおばあちゃんの顔が黄色いのはターメリックだったのね。
紫外線が強いインドでは肌を守り若返るらせる効果もあるらしい。
シャワー前に身体に塗って、しばらくおいてシャワーで流すなんてこともしているらしい・・・
すごいな
 
そんな優秀ターメリックを気軽に摂れるマサラミルク
ミルクは毎日ミルクマンと呼ばれる赤い帽子(ただナイキのキャップ)をかぶったおじさんが毎日フレッシュなミルクを売りに来てくれるのだ。1リットル50円くらい…搾りたてミルク。
ターメリックを少量入れクツクツと沸かし、しょうがやカルダモンを入れしばらくクツクツ。最後にジャグリ(日本で言う黒糖)や蜂蜜を入れて甘さを調節して出来上がり。
少し甘めが美味しい。
そして、スナックや甘いお菓子が大好きなインド人はこうして毎日スナックを食べるようで・・・今日はわたしも大好きなパルコーワにムルクー(小さいのはスパイスピーナッツ)
パルコーワはまさにミルキーなお味♡ミルクにギーにジャグリーと小麦粉を混ぜて固めたものだって。 美味しい!
ムルクーは固めのスナック。これもホームメイドでお家で作るらしく。お家の味があるらしい。インド人女性は3食の他におやつまで手作りだって。すごいよ。
でもスイーツショップもたくさんあるからお外でも100グラムから買えます。
 
どれもこれもインディアンスイーツは美味しいのだけれど、甘いものを控えているわたしは毎日ほんの少し・・・
 
でも美味しくって幸せ
 
 

静かに座り気づくこと

ラマナマハリシアシュラ

 

前回ここを訪れた時は、毎日毎日毎日アシュラムで時間を過ごした。

朝から晩まで・・・

アシュラムで3食のごはんをいただいて、瞑想して、caveに行って瞑想してまた戻って瞑想して・・・

ただ ただ 心地がよくて 温かくて 優しくって

心がどんどんオープンになっていく感覚を味わったのもこの地だった

ここに戻ってきてから、毎日はアシュラムには行っていない。気持ちが赴くまま・・・

昨日は夕方からアシュラムに行ってしばらく静かに座った

とてもとても気持ちがすーーっとしていくのがわかった。頭のてっぺんからムーラダラチャクラまでがスーッと通るようなこの感覚

あ、この感じ・・・

 

アシュラムに来て静かに座ると、わたしの場合 たいてい やることがすっと降りて来る。それは大きなこともあれば、日々のこともある。今後のことや、連絡をする相手が頭の中に映像として浮かんできたり・・・という日々のことや

そして頭の中がとてもストンとする

 

静かに座って赤ちゃんに話しかけるとお腹の中で赤ちゃんは元気に返事をする

赤ちゃんもきっと気持ちがいいのだろうなって思う

うれしいな 

そしてつたつたと涙がこぼれた

 

日本にいた時、わたしは色々なことを考え過ぎて、とても辛い時間を過ごしていた。毎日のように涙が出て心の中もわけがわからなくなった

「泣く」ということがまるで習慣化されているようだった。人間ってこうな風になるのだなぁって・・・

そんな毎日はきっとお腹の赤ちゃんも一緒に辛く寂しかっただろうと思うと心からごめんねという気持ちになる

 

 

インドに来てしばらくは習慣化された行為が続き、なんだかすぐに涙が出たが、今日静かに座っていて気が付いた。

わたし、さいきん泣いていないな

そうだわたし、毎日のように泣いていたんだなって

 

今日の久しぶりの涙はとても温かくて優しく違う種類の涙だった

涙をそっと拭って目を開けると同じように涙をそっと拭っている女性がいた

彼女も何かが流れていったのかな

 

生きることはときにとてもタフであるけれど、こうしてまた優しい涙を流すことができるのだね

心がヘトヘトになるまでもがいたり苦しんだりしないように上手に流れていけることができたらいいなって思う

 

ここはそんな受け入れるエネルギーが大きな場所でもある

 

 

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インドの家庭ごはん事情

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インドでのお家ごはんって?

 

インドでのごはんと言ったらランチが一番のメインミール

朝ごはんはお米とダルを混ぜて生地を作ったドーサ(クレープみないなもの)

やイドリー(蒸しパン)などにチャツネやサンバルなどをつけて食べる。

ランチにはビリヤニ(インド風炊き込みごはん)や白いごはんにカレー、サブジと言われるおかずにサンバルにスープなどをモリモリ食べる

それからヨーグルトをごはんにかけたり・・・(わたしはちょっと苦手)

ディナーは軽めにチャパティやパラタにサブジを食べたりする

 

レストランでは上の写真のようなミールスと言われるたくさんのおかずやスープやごはんやチャパティがセットになってでてくるものを食べたりするが、家庭でミールスを呼ばれるようなものを作ることはまずない

何かお祝いごとやセレモニーの時なんかは作るようだ

 

今借りているお家から旦那さんの実家やお姉さん、お兄さんの家は徒歩2.3分

まさに「スープが冷めぬ距離」で、毎日のようにお母さんがランチを持って来てくれて、お姉さんがごはんを食べに来なさーいっと言ってくれる。

今日も朝からお姉さんのお家でドーサを4枚にイドリー2つをペロリと食べてしまった…

美味しかった

わたしは食いしん坊なうえにインド料理が大好きだし、料理も好き。

南インド料理をどしどし覚えてアップしたいなぁと思う。

 

ただ、南インドでは  「作り置き」は全くしない。毎回フレッシュなものを食べるのが基本のようだ。フレッシュな家庭料理を1日3回・・・

働いていない南インドの女性は本当にずっと料理をしているような気がする。

インドでも場所によってはきっと違うのだろう。

 

旦那さんは何においてもオープンで全く細かいことは言わないし、何でも好きなようにしたらいいよ〜!という人だけれど、ごはんのフレッシュさだけは本当にうるさい!!!

ランチを作ってしまった後、お母さんがランチを持ってきてくれたりする時も、わたしは「冷蔵庫に入れておいて夜に食べようよ」と言っても、ランチに作ったものは、基本は夕方までだよ!!!みたいな・・・

「んーもったいないじゃん!」

とか言ってみるけれど、冷蔵庫に入れたものは味が全く変わり食べられないと…

この前朝ごはんをお外に食べに行った時も、ドーサに付いてきたチャツネが冷たかった…

これは「昨日のを冷蔵庫に入れておいたんだ、味も美味しくない!」と言って、わたしにも食べないでね…って。

まぁ、フレッシュなのは1番だけれど、日本の作り置き文化に慣れてしまっているわたしには、もったいないなぁ>_<って思っちゃう。日本のカレーは1日寝かせたほうが美味しいには暗黙の了解じゃないか

まぁみんながそうなのか、旦那さんが人一倍うるさいのかはいまだ謎で今後検証してみることにする。

 

今日もまたお母さんがスピナッチのカレーを持ってきてくれた

フレッシュ作り立てはやっぱり美味しいよね

本当にみんなの温かさに感謝

 

いただきます!

 

 

ブログを始めます

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南インド タミルナード ティルバンナマライに戻ってきて、早くも3週間。

本当にわたしはここに戻って来たんだ。旅とは違った意味で新しい生活が待っているのだと思うとなんだか色々な意味で複雑な気持ち

生活も複雑な気持ちもやっと少しずつ落ち着いてきたみたい

 

毎日の色々な気持ちやインドでのリアルライフ 良いことも嫌なことも嬉しさも悲しさも寂しさもワクワクもドキドキも・・・毎日のように変化する気持ちを残していこうと思い新たにブログを始めることにする

そして、ここティルバンナマライを訪れる方たちや、興味を持ってくれている人たちに少しでもここの良さをお伝えできたらいいなぁって思う。

それからインドでの生活ってどんなの!?と心配する家族や友人にも、わたしは元気で大丈夫だよー!と伝えたい

 

美しいティルバンナマライのことをここに書き留めよう

大好きな南インド料理のことも

南インドの人の優しさも温かさも

そして、インド人の旦那さんとのリアルな生活も

生まれてくる赤ちゃんとの出会いも

 

 

人生って本当に未知で冒険だ

たくさん迷ってたくさん悩んだりするけれど、やっぱり運命で起こりうることしか起こらない

だから起こったことを大切にゆっくり受け止めて進んでいくことにする

とてもパワフルなアルナーチャラの麓で

 

Om shanti